参列者の葬儀マナー

葬儀に参列できない時

葬儀に参列できない時の写真

葬儀の招待状を受け取るということは、遺族や故人が特に来てほしいと思っている人であるということです。
やむなく断る場合は、相手に丁寧に対応しなければなりません。まずは、葬儀に出席できないことを速やかに連絡しましょう。電話などで声をかけられた時点で欠席できないことを伝えましょう。葬儀は結婚式と違って、亡くなってから数日以内(基本的には1~2日以内)に行われることが多いので、対応が遅れないようにしましょう。断るときは、理由を言わなくても大丈夫です。忙しくて心を痛めている遺族に事情を長々と話すのは失礼にあたります。親族間の慣習として、理由を明確にしなければならない特別な事情がない限り、「事情があって出席できない」と回答を濁しても構いません。しかし、出席できないけれど、お悔やみの言葉を伝えたいという方も少なくありません。その場合は、弔電や弔電を送ることで気持ちを伝えることができます。ここでは便宜上「香典」という言葉を使っていますが、香典は厳密には宗教用語です。どんな宗教でも通用する言葉の一つに「不祝儀」があります。お香典は信頼できる人に預けるのが一番です。しかし、故人と遺族の関係性や他の参列者の事情によっては、香典を残すことが難しい場合もあります。そのような場合は、郵送で送っても良いでしょう。郵送するのは失礼だと考える人もいますが、葬儀のマナーとしては問題ないとされています。また、香典は現金ですので、簡易書留を利用しましょう。入院中の場合は、郵送での手配が難しい場合があります。その場合は、後日葬儀場に行く際に香典を持っていくようにしましょう。仏教の場合、人が亡くなってから四十九日目までにお参りすることを「御霊前」といいます。ご霊前」という表現は仏教だけでなく、キリスト教や神道でも使うことができますので、迷ったらこの表現を使うと良いでしょう。厳密には、仏教ではこの表現を使わない宗派もありますが、そこまで細かく問われることはありません。四十九日を過ぎてから香典を持参する場合は、御仏前とします。弔電を送るのも選択肢の一つです。弔電を送るにはNTTが最適というイメージがあるかもしれませんが、KDDIなどの他社では、画一的な弔電を作らないように、様々な弔電サンプルを用意しています。かつての弔電といえば、白板に黒文字を打ち込んだシンプルなものでした。しかし、現在では弔電の形式も多種多様になっています。お線香を添えることもできますし、風情のある台紙も販売されています。お供え物の代表的なものとしては、「雲通」と「くげ」(くげとも読む)があります。クゲ(くげとも読む)は並行して語られることが多い。お供え物は乾物やお菓子、缶詰などが中心で、花供え物はその名の通り花(生のものが多い)です。現在では、お供え物も花も籠の形をしているのが一般的です。しかし、地域によっては、供物を花輪の形で送ることもあります。

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